漢文入力の仕方【小手先テク2】(漢詩・漢字間のスペース)
漢文入力で面倒なのが、漢字の間のスペースをどれくらい空けるか。
基本的にはスペースを入力して、ちょうどいい具合に、スペースのフォントサイズを変更しています。
しかし、漢詩になると、微妙なずれが散文以上に気になります。
押韻や対句をわかりやすく見せるためには、やっぱり漢字が揃っていた方がキレイだと思います。
そこで今回は、スペースのフォントサイズ変更以外の、文字間隔の整え方をお伝えします。
文字間隔を整えるには、タブを使う
例文は、杜甫の「春望」です。五言律詩です。
1. 漢詩を選択し、[ホーム]タブ→「段落」のダイアログボックスを開き、「タブ設定」を押す
2. 「配置:左揃え」「リーダー:なし」で、タブ位置を入力→「設定」を、等間隔になるように繰り返す
今回は、3字ごとに等間隔になるように設定し、句間隔は7字空けました。
ちなみに、1字インデント設定しています。
4字・7字・10字・13字
20字・23字・26字・29字・32字
適宜バランスを見て、修正してください。
漢詩ではない漢文でも同様に設定すれば、きれいにできるかと思います。
ただし、送り仮名が長い文字の場合は、3字分で足りないと、ずれてしまうので、注意してください。
ちなみに、タブ設定のためには、「段落」ダイアログボックスを開いた後、「タブ設定」を押す必要があって、結構手間なのですが、以下を覚えておけば少し楽になるかもしれません。
キーボードで「タブとリーダー」のダイアログボックスを開く
- [Alt]を押す
- [O]を押す
- [T]を押す
- 「タブとリーダー」のダイアログボックスが開く
1.~3.は、[Alt]を押しながら他のキーも押す、ではなく、順に押すだけです。
ちょっと、覚えにくいですが…。