タテがきOffice ―For 日本文学研究者・国語の先生

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脚注の境界線を削除or変更するには&脚注の行間を変更

最近知ったのですが、脚注の境界線を削除や変更することができるのです。

下図の赤矢印の線です。

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論文によっては、削除することを求められることもあるそうです。

私は、削除を求められた経験がないのですが、引用文献を示す際、文末脚注(1)の右側に「」と書きたいなーと思っていました。

そのとき、文末脚注(1)を改行して、「注」と入力していました。

できることはできるのですが、この「注」という文字は、文末脚注(1)の内部の扱いなのです。

下図がそうした状態ですが、文末脚注(1)にカーソルを合わせると、「注 えええ」と表示されます。

そんなに困ることはないですが、何だかもやもやします。

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ただ、脚注の境界線を変更できるなら、このもやもやがスッキリします。

やってみましょう。

脚注の境界線を編集する

1. 「下書き」表示にする

画面右下に切り替えるボタンがあります。

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通常、デフォルトでは「印刷レイアウト」表示になっています。

それを「下書き」に変更します。

または、[表示]タブ→[文書の表示]の中の「下書き」を選択してもOKです。

 

2. [参考資料]タブ→[脚注]の中の「注の表示」をクリック

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下図のような、上下2分割の画面になり、下側に「文末脚注」のウィンドウが表示されています。

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3. 「文末脚注」ウィンドウのプルダウンから「文末脚注の境界線」を選択

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文末脚注の境界線のみが表示されます。

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4. 境界線を編集

私は、境界線を「Delete」で削除して、「注」と入力してみました。

ちなみに、フォントを「MSゴシック」、インデントを2字に設定しています。

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5. 「印刷レイアウト」表示に変更して確認してみる

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境界線が消えて、「注」と書かれています。

文字数少ない見本だと、地味ですね;;

やっぱりもとに戻そう、と思ったら、プルダウンの右にある「リセット」ボタンを押せば大丈夫です。

今後、使ってみたいと思いますが、残念なのはやはり、脚注番号が縦中横できな…(以下略)。

 

ちなみに、脚注の欄の行間が狭いなー、と思ったこと、ありませんか?

脚注の欄の行間を変更する

1. 脚注の欄を全選択して、[ホーム]→[段落]ダイアログボックスを表示

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2. 「間隔」の中の「1ページの行数を指定時に文字を行グリット線に合わせる」にチェックを入れる

本文は、ここにチェックが入っていますが、脚注は入っていない状態になっています。

行間を変更したいと思ったら、ここにチェックを入れると変更できる状態になります。

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脚注ひとつでも奥が深いです。やりおるな、Word…。