漢文の入力の仕方【小手先テク1】(一レ点や文末)
一レ点・上レ点を入力する
漢文の返り点の中で、一点とレ点がくっついた一レ点、上点とレ点がくっついた上レ点の入力の仕方。
1. 白文→送り仮名(ルビ)→返り点を入力する
「君子は言を以て人を挙げず。」
普通に入力すると、一レ点はこうなります。
2. 一レ点の「一」のみを選択し、フォントのダイアログボックスを開く
←「フォント」の右下の矢印をクリック
この時、「レ」は選択しないのがポイント。
3. 「詳細設定」タブをクリック
4. 文字間隔を「狭く」にし、間隔を調節する
もともとの漢字が10.5ptの文字だと、間隔「2.3」くらいで、ちょうどよい大きさになりました。
これは、文字のフォントサイズによって変わってくるかと思います。
細かい設定になるので、表示倍率を大きくしてあげると設定しやすいです。
5. 一レ点の「レ」を選択し、同様にフォントのダイアログボックスを開く
文字幅の倍率を下げると、よりきれいに見えます。
↑図は「90%」にしていますが、これも文字のフォントサイズによって変わってくるかと思いますし、「上レ点」だと「上」も「レ」ももう少し倍率を下げた方がよいと思います。
基本的には、「一+レ」「上+レ」で一字に見えるようにするのがコツです。
文末をきれいに整える
漢文の文末に返り点がつくとき、句点とのバランスがちょっと変。
例は「鶏を割くに焉くんぞ牛刀を用ひん。」
これも、上と同じ方法で解決です。
1. 「一」を選択し、フォントのダイアログボックスを開く
2. 「詳細設定」タブをクリック→文字間隔:「狭く」、間隔を調整する
10.5ptの漢文は、間隔を「2.5」にすると、以下のような具合になりました。
文字間隔は、割と他の用途でも使えるので、使いこなせるとカッコイイかな、と思います。